「東京のWeb業者」と「地元のWeb業者」は何が違うのか?失敗しない選び方

豊橋の市電通りでWEBの「現場監督」をしています、ハチサポートの増田です。

ときどき、社長さんから
こんな感じの相談を受けることがあります。

「東京の有名なWEBコンサルに高い金払ってサイト作ったんだけど、全然反応がないんだよね……」

見せてもらうと、確かにデザインは綺麗です。
たしかに都会的で、洗練されています。

けど、申し訳ないですがそれは「豊橋の土壌に、無理やり南国のヤシの木を植えた」ような状態なのかもしれないのです。

(やしの実FMはありますけれどね!時々ココラフロントのスタジオの前通ります^^)

やしの実FMは地域を支える文化として
しっかり定着されているのは間違いありませんが、

ターゲットに合った文脈で
コンテンツ(サイトやSNS、広告などの世界観)を
届けなければ、どれだけ丁寧にサイトを作り込んでもうまくいかないと実体験からも感じています。

 

今回は、なぜ東京のやり方が地方で通用しないのか?

そして、ターゲットが大切にしている「目に見えない設計図」みたいなものもあるのですが、これは一体なんなのか?というのを話してみたいと思います。

 

1. 地域の「地政学」を無視したWEBは機能しない

これは当たり前といえば当たり前かもしれませんが、

大都市での成功事例を地方都市にそのまま持ってきても

うまくいかない場合が多いです。

 

たとえば、SNSの運用代行なんかは多くありますが、他業種でうまくいったやり方を、別業種にそのまま転用したからといって上手くいくわけではありません。

飲食なら飲食、

スポーツジムならスポーツジムのこだわりがあって、そのこだわりがターゲット(つまり顧客)に刺さるようにローカライズ(通訳)する必要がありますよね。

 

それと一緒で、都心で流行っているマーケティング手法は、あくまで「分母(人口)が圧倒的に多い街」だからこそ成立するやり方だったりします。

東京へ出張に行かれる方は見たことあると思いますが
電車のなかでよく見る、大企業の洗練されすぎたサイネージ広告なんかは
「なんか、キレイにやっとるな」って感じる事ありませんか?

でも、私たちが生きている豊橋・豊川には、特有の「市民性」や「カルチャー」がありますよね。

例えば、この地域には「あのジャンルなら、あそこの会社が一番だよね」というアイコン的な企業が必ず存在しています。

地元の人は、無意識にその成功事例の空気感(安心感)を基準にしていたりします。

 

そこを無視して、東京の「紋切り型」な最新デザインを額面通りに実装して

企業の世界観を無視した超ハデな広告を打ったり、

バキバキに動画編集を入れた、バズった構成にしたとしても
なんか、違和感を感じてしまうのです。

 

服で行ったら、流行りの服を見て「これだ!」と思って通販ジャケ買いして、
実際届いて着てみたら「なんかちがう…」ってなるのと一緒。

(体型が悪い、というわけではなく、あくまで合う服を選ぶ、TPO考慮した着こなしの問題)

 

それぞれ独自の体型、身体の色、骨格や肉付きがあるように

メディアにも肉付けの仕方が存在していると思います。

 

そこを抑えないと、「なんか、”っぽく”ないな」という違和感を与えて終わりです。

 

2. 「箱」だけ作っても、中身がなければただの空き家!?

これはWEB制作も店舗運営も同じだと思うのですが、

例えば、「オシャレなコミュニティスペースを作れば人が集まる(ハード)」なんてことはありませんよね?

大事なのは、「そこに誰が集まっているか?(ソフト)」です。

 

たとえば、コミュニティスペースを作るよりも

楽器演奏スタジオのほうが明確に「ライブの練習をしたい」というソフトが明確になりますよね。

それと一緒で、

観光地でも、ただ綺麗な景色があるだけじゃ人は来ないと思っていて、

そこに根付いた物語があるから、人はわざわざ足を運びます。

豊橋もそうですよね?

大河ドラマ、アニメ、小説、漫画なんかで原作の聖地として訪れる、登場人物と同じグルメが食べたいから来る。

そういうコンテンツを目的とした来客は、豊橋はほんと強いと思います。(市電も強力なコンテンツ。おでんが食べれるなんて誰が思うだろうか。そういえばまだ私一回も”おでんしゃ”乗れてません 笑)

 

 

会社も同じです。
「最新のシステムを入れました」という箱を作る前に、その会社にしかない文化(社長の想いや、職人のこだわり)をどうWEBに翻訳するか?

ここをスルーして「綺麗な箱」だけ作るのは、
基礎のない家を建てるのと同じくらい無謀なことですよね。

 

この間も、豊橋でSNS採用代行の件を相談されたのですが、

運用(動画編集やテロップ、バズリそうな撮れ高、ディレクション)は良かったとしても、実際にその会社ならではの良さだったり定着するためのコンテンツも織り込んで設計しなければ、どれだけ採用ができても雇用定着は起きにくい、みたいなことが起こります。

(良い面ばかりクローズアップしてしまって、期待値とのギャップが出来てしまうイメージ)

ハウスメーカーでイメージキレーな感じで作ってもらえる!

あの俳優さんがCMに出てて、みたいなイメージがある!

 

…と思ったけど、

営業が「できます」「大丈夫です」とは言ったものの、いざ蓋を開けてみたらウソばかりだったり、

実際建ててもらったら、クロスはめくれるわ、軒なしデザインで雨漏りするわ、金物、ビス、断熱入れ忘れはあるわ、床下屋根裏に建材ゴミ放置…などなど。。。。

言ったらきりが無いのでこのへんにしておきます(笑)

3. SNSには「向き・不向き」が明確にある

「これからはSNSの時代ですよ!」と、どんな業種においても、Youtubeやインスタ運用を勧める業者がいますが、私はあえて”反対”です。

これはなぜかというと
やっぱり「SNSが似合うコーデ」になるコンテンツというのは
ある程度決まっているからです。

飲食店、カフェ、美容室など低単価で「映え(ビジュアル)」や「日常」が武器になる業種は、SNSに向いています。実際、伸ばしやすいです。

けれど建設業、製造業、高単価サービスなど、信頼や技術、人生の決断に関わる業種は、SNSの「バズり」だけでは成約しません。

(もちろん、頑張ればフォロワーは増えますが…)

もちろんSNSは大事ですが、高単価な商売であればあるほど、
SNSはあくまで「きっかけ」に過ぎなくなりやすいです。

そこからしっかりとした「公式LINE」や「メルマガ」という深い対話の場(面)を用意していくことも結構大事ですが、

一般的なSNSや広告運用代行だと、「入口の最適化」だけで終わることも多いです。

 

まとめ

WEBは魔法ではなく、
すごく地道な、設計と実装の積み重ねだと思います。

ひと昔前は、「ホームページのドメインを”0(ゼロ)や”A”から始めれば上位がとれる!みたいなタウンページのような戦略もありましたが、もちろん今はそうした方法は通用しません。

そういう意味では、本物の技術を、正しく通訳することができれば、勝機はあると考えています。

「今のWEB、うちの街の人にちゃんと届いてるのかな?」と不安になったら、いつでも市電通りのオレンジ色の事務所に寄ってください。

地元の人間だからこそわかる「翻訳」の仕方を、じっくりお話しすることもできます!

 

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