増田のマーケティングアイデア集

集客の作業の前に、あなたは「通訳」をしていますか?あなたの商品の価値を、お客さんが「欲しい!」と思う引き金に置き換える。これこそがマーケティングで大事にしたい部分です。

こちらのページでは、集客をするさいに弊社ハチサポートのオススメのマーケティング手法をご紹介しています。ぜひご参考になさってください!


 

1. デジタル/Webマーケティング関連

プレスリリース

企業や個人が新しい商品やサービスの発表、イベントの開催、受賞や実績、提携や事業拡大などのニュースを新聞・雑誌・テレビ・Webメディアに伝えるための公式文書のことです。簡単に言えば「メディアに取り上げてもらうためのニュースのお知らせ」です。

「PRTimes」などが有名です。

その大きな役割は、広告費をかけなくてもメディア露出のチャンスが得られることにあります。メディアで紹介されると第三者からの評価となり、信頼性が高まります。さらに記事がSNSや別メディアに波及することで、拡散力が一気に広がる可能性もあります。

プレスリリースの基本構成は、まずインパクトがあるタイトル、次に誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように(5W1H)を簡潔にまとめたリード文、その後に背景や詳細、他社との違いや期待される効果を盛り込んだ本文、最後に会社情報や問い合わせ先を記載する形が一般的です。また、写真やビジュアル資料を添えると記事化されやすくなります。

配信の方法は、自分で取材してほしいメディアに直接送る方法と、PR TIMESなどの配信サービスを利用する方法の二つがあります。ただし注意点として、ニュース性がないと取り上げてもらえず、宣伝色が強すぎるものは避けられる傾向にあります。忙しい記者が読むため、わかりやすく簡潔にまとめることが重要です。

このように、プレスリリースは広報活動の基本ツールであり、うまく活用すれば広告費をかけずに大きな宣伝効果を得られる可能性を秘めています。

SEOマーケティング

ブログ検索エンジンにおいて、検索キーワードを狙って記事を書き、上位表示やアクセスを狙う手法のことです。(SearchEngineOptimization)

SEOって聞くと、「専門業者の高いコンサル料」とか「大手と戦うためのコンテンツ大量生産」をイメージしませんか?正直に言います。

そんな大企業向けの戦い方は、真っ向から否定します。 私たちがやるのは、力まない合気道スタイルです。SEOの本質は、「検索結果で上位表示」を目指すことなんかじゃなく、「お客さんが抱える問題を、あなたのサイトが解決できることをGoogleに通訳して伝えるスキル」、つまり通訳スキルなんです。大企業が狙う広い市場の土俵に乗ってはいけない。

あなた自身が持つ「地域でしか語れない実戦知」を正直に、シンプルに書くこと、これが小回りの効く最強の武器です。

私は、社長の頭の中の「成功の設計図」を、Googleが拾いやすい「ローカルなキーワード」に翻訳し、即座に成果に直結させてきました。難しいテクニックは不要。あなたが持つ「地域ならではの実戦知」を正直に提供し続ける、「徳を積む」SEOを今日から始めましょう!

SEM

SEMと聞くと、リスティング広告だのSEOだの、またぞろ難しい専門用語が出てきて頭が痛くなりますよね?正直に言います。この言葉の本質は、「集客の仕組み化」です。

「戦わないマーケティング」を提唱する私が増田が、なぜお金を払う広告(リスティング広告)を勧めるのか?

それは、SEMが、まさにあなたの「経営の成果」に直結するからです。

SEOが効き始めるのは時間がかかりますが、リスティング広告は即座に集客という名の「徳」を積めます。ここでいうSEMの本質とは、社長の頭の中の「成功の設計図」を、お金を払ってでも買いたいと思ってくれる「お客さんの熱意」に翻訳することです。

毎日SNSを更新するような疲弊する作業を、SEMという仕組みが代わりにやってくれる。これが「小回りが効く」会社の、時間とリソースを守るスタイルの集客です。

SEMは、単にWEBで集客する話ではありません。集客を仕組み化すれば、その分、あなたはサービス改善や新規事業のアイデアに時間を使える。つまり、ビジネスを守ることに直結するんです。

難しい理論は不要。「今すぐ相談したい!」というお客さんに、適切なタイミングで、適切なメッセージ(翻訳された言葉)を届ける。SEMとは、集客を自動化し、あなたが経営に集中するための最強の通訳スキルなんです。

MEO

GoogleマップやYahoo!地図などの地図検索で、自社の店舗やサービスが上位に表示されるよう最適化する手法のことです。SEO(検索エンジン最適化)がウェブ検索での上位表示を狙うのに対して、MEOは地図検索で目立つことに特化しており、地域密着型ビジネスに非常に有効です。

MEOの最大のメリットは、地域のお客様に効率よくアプローチできることです。たとえば「豊橋市 ネイルサロン」と検索したとき、地図上で上位表示されると、直接来店につながる可能性が高まります。

また、Googleビジネスプロフィールを正確に整備するだけで、広告費をかけずに集客できるのも大きな魅力です。さらに、口コミや写真、営業時間などの情報が一目で確認できるため、新規顧客に安心感と信頼感を与えることもできます。

MEOの基本対策はシンプルです。まず、Googleビジネスプロフィールに住所・電話番号・営業時間・カテゴリーを正確に登録し、写真や動画も掲載します。

次に、顧客に口コミ投稿を依頼し、こちらがわで丁寧に返信することでさらにMEO評価を上げることも可能です。また、「地域名+サービス名」といった検索キーワードを自然に投稿や紹介文に盛り込むことも重要です。加えて、新商品やキャンペーン情報を定期的に更新・投稿することで、Googleからアクティブな店舗として評価されやすくなります。

リスティング広告

ユーザーがGoogleなどの検索エンジンでキーワードを検索した時に、検索結果の上部などに表示される広告のこと。クリックされると費用が発生します。

リスティング広告と聞くと、「お金がかかる」「大手に予算で負ける」と避けていませんか?正直に言います。毎日SNSを更新し続ける精神的な疲弊と、リスティング広告を仕組み化するコスト、どちらが経営的に有利か、冷静に考えてみましょう。

「小回りが効く」中小企業にとって、リスティング広告は最高の武器なんです。

なぜなら、大企業が広い市場で戦っている間に、私たちは地域と特定の悩みに絞ったキーワードで、確実に勝ちに行けるからです。

大企業:「マーケティング」で広告を出す(広いけど競争が激しい)

ハチサポート:「起業 クラファン やり方」で広告を出す(狭いけど熱意が高いお客さんに直結)

リスティング広告の本質は、社長の頭の中の「成功の設計図」を、1日500円といった低予算から、購買意欲MAXのお客さんの検索意図に翻訳する通訳スキルそのものです。

ターゲティング広告

FacebookやInstagramなどのプラットフォーム上で、年齢、興味、行動履歴などに基づいて、特定のユーザー層に絞って配信できる広告です。

ターゲティング広告の本質は、あなたが持つ「成功の設計図」を、プラットフォームの巨大なデータを使って、「あなたの商品が、今、必要な人」にそのまま届ける広告です。

検索という「待ち」のリスティング広告と違って、ターゲティング広告は「攻め」の姿勢。しかし、これは決して力づくの戦いではありません。

ひたすら予算を投下し、広い層にアピールするのではなく、1日500円の低予算から、「地域の進学塾としてLINEを使った集客方法を知りたい」といった形で、狙いを絞って小回りを効かせます。

ターゲティング広告とは、不要な人に情報を押しつけず、本当に求めている人にだけ届けること。そして、あなたが集客の不安から解放され、お客さんへのサービス改善という本業に集中できる状態を築くことができます。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、ブログ記事、動画、レポートなど、お客さんにとって価値ある情報を提供することで、信頼関係を築き、最終的に集客や売上につなげる手法のことです。

真面目に言うとこうですが、正直に言います。毎日SNSを更新するのに疲弊し、その場限りで消えていく投稿に時間を費やすのはもうやめにしませんか?

その作業、本当にあなたの会社の『資産』になっていますか?

たとえば、HPに掲載する会社の情報、技術の解説をしたブログ記事や動画、電子書籍など、固定で置いてあるコンテンツは用意されていますか?

私たちがやっているのは、「あなたの失敗と成功のフルコース」という、地域でしか語れない実戦知を、お客さんが抱える問題の「答え」として翻訳し、WEB上に置き続けることです。

大手が扱わないニッチな悩み、地域ならではの課題に絞って、あなたが持つ専門性と人間味を正直に伝えていく。

コンテンツマーケティングとは、疲弊する作業から卒業し、あなたの努力と実戦知を永遠に機能する経営資源(資産)に変えるための価値提供方法です。

SNSの適材適所、使い分け

Facebook、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、LINE公式など、複数のSNSプラットフォームを目的やターゲットに応じて使い分け、相互に連携させながらブランド認知・集客・販売につなげる手法のことです。いわば「クロスメディア戦略」のSNS版で、各SNSの特徴を活かして情報を届けることがポイントです。

例えば、Instagramは視覚的なコンテンツが強く、若年層や女性向けの商品PRに有効です。一方、Facebookはビジネス層や30代以上の層にリーチしやすく、信頼感の構築に向いています。Xはリアルタイム性が強く、トレンドやキャンペーン情報の拡散に適しています。

SNSごとの特徴を理解して戦略的に同じ顧客に、複数のSNSで情報を届けることで、ブランドの認知度が上がり信頼感が増します。

一度見ただけでは伝わらない情報も、クロスメディアで繰り返し接触することで理解されやすくなります。

メール、LINEマーケティング

メール、LINEマーケティングとは、見込み客や既存顧客に対して、メールやLINEで定期的に情報やオファーを配信し、関係を構築する手法のことです。真面目なコンサルは「LTV(顧客生涯価値)を高める」とか難しいことを言いますが、正直に言います。これは、「ファン」を育てて、自動で収益を生む『秘密基地』を作るためのものです。

毎日SNSで不特定多数に媚びるような疲弊する作業はもう不要です。SNSで集めてきたお客さんを、メールやLINEという『秘密基地』に連れてきて、あなたが持つ「失敗と成功のフルコース」を、段階を踏んで、丁寧に伝えていく。これが、小回りが効く中小企業にとっての最強のスタイルなんです。

この手法の本質は、ステップメールや自動配信を使うことで、あなたの熱意と商品の価値を、寝ている間も、旅行中でも、自動でお客さんに通訳して伝える『無人の教育係』を稼働させること。

私は、国内トップシェアの配信サービス「マイスピー」で5年連続受賞という実績を積んできました。この「成果に直結」するノウハウは、まさにお客さんの心に響く「適切なタイミング」と「適切なメッセージ」(翻訳された言葉)を知り尽くしているからです。

集客したお客さんを放置せず、徳を積むように丁寧に教育する仕組みこそが、時間という最も大切な経営資源を守り、経営を安定させることに直結します。

メール・LINEマーケティングとは、集客の母数が少なくても、SNSのフォロワーの多寡に依存することなくあなたの商品が、心待ちにされる状態を自動で作り出すための、最強のファン育成通訳スキルです。

アプリマーケティング

自社専用のスマートフォンアプリを通じて、プッシュ通知などで直接顧客にアプローチしたり、サービスを提供したりする手法のことです。

アプリは、「お客さんのスマホという聖域」に、あなたの『小さな支店』を構えることと同じです。

SNSに振り回されるビジネスは、他社のプラットフォームに経営を依存してしまうリスクもあります。もちろん競合の通知もタイムラインにたくさん入ってきてしまいます。

アプリの本質は、「顧客との最も密接な接点を、自分でコントロールできる」ことにあります。

お客さんのスマホの画面に直接通知が届いたり、専用のコンテンツを配信し、外部から邪魔されることなく、情報発信することができます。

小回りが効く中小企業にとって、アプリは力のある大手とは違う、圧倒的な顧客接点を生む合気道スタイルの武器です。

アプリという独自の顧客接点を持つことは、他社に真似できない強力な『資産』になり、ビジネスを守ることにも直結します。

2. 伝統的な/リアルな手法マーケティング

リストマーケティング

見込み客や既存顧客の「連絡先リスト」を資産として管理し、そのリストに対して継続的に情報発信を行い、関係性を育てながら商品やサービスを販売していくマーケティング手法のことです。

メールアドレスやLINE公式アカウントの登録者、住所や電話番号なども含まれますが、現在は主に「メールアドレス」と「LINE登録者」が中心です。

この手法の最大の特徴は「自分の顧客基盤を持つ」こと。SNSはプラットフォーム側の規約変更やアルゴリズム次第で影響を受けますが、リストは自分の資産として守ることができます。

そのため、広告やSNSで一時的に集客したとしても、必ず「リスト化」して自分のフィールドに顧客を招くことが安定収益の鍵になります。

メリットとしては、

1.見込み客との信頼関係を時間をかけて構築できること
2.一度リストを獲得すれば広告費をかけずに何度もアプローチできること
3.販売のタイミングをコントロールしやすく、成約率が高いこと

が挙げられます。たとえば、初めてのお客さんにいきなり高額商品を提案するより、メルマガやLINEで情報を提供し続けて「この人は信頼できる」と感じてもらった後に案内する方が、成約につながりやすいのです。

実践の流れとしては、広告やSNSで無料プレゼント(PDF資料、チェックリスト、動画講座など)を用意して登録を促し → リストに登録してもらい → 定期的に有益な情報を届けて信頼を育てる → 商品・サービスの案内へ、という流れが王道です。

このように、リストマーケティングは「顧客との関係性を育てるための仕組み」であり、一度構築すれば広告に依存しない強いビジネス基盤となります。

ダイレクトレスポンスマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、DM(ダイレクトメール)やテレアポなどで、顧客と一対一で向き合い、購買を促す手法のことです。

私も、自衛隊で汗を流し、起業しては七転八倒したからこそ知っています。WEBで集客の仕組みは作れても、まだ検索窓に悩みさえ打ち込めていない潜在顧客は、世の中にたくさんいるなと感じています。

この手法の本質は、デジタルの裏側にある「心の底にある不安や要望」を直接聞き出す言語化力です。DMやテレアポは、社長の頭の中にあるビジネスの設計図を、『手触り感のあるメッセージ』として直筆の手紙のように翻訳し、顧客のデスクや電話口に直接実装する技術でもあります。

「DMなんて読まれない」「テレアポは非効率」と敬遠するのは、かもしれませんが、いまの時代、AIが当たり前になってきているなかで、地域や属性を深く絞り込み、「私のためのメッセージだ!」と感じさせる精度で届ける手法として再注目されています。

屋外広告

店舗や駅の看板、バスのラッピング、街頭ビジョンなど、家の外で接触する広告のことです。

「地域のお客さんの日常に溶け込み、あなたの存在を当たり前にする」ための、アナログな信用獲得装置というイメージもありますね。

デジタル広告は即効性がありますが、目にも留まらない、すぐに消えていく情報との消耗戦という短所もあります。

宦官マーケティングの本質は、「地域のお客さんとの、強制的な再会」です。毎日通る道、毎日使う駅で、何度もあなたの看板やメッセージが目に触れる。

これは、社長の頭の中にあるビジネスの設計図を、『信頼感』という手触り感のあるメッセージとして、お客さんの潜在意識に静かに翻訳し実装する技術なんです。(心理学で3ヒット理論といいます)

「屋外広告なんて高い」「効果測定ができない」と敬遠するのは、大企業と同じ戦い方をイメージしているから。

中小企業ならではの戦い方は違います。

小回りを効かせ、特定の地域、特定のターゲット層が使う一か所に絞って出稿する。これがニッチな勝機を生むこともあります。

WEB集客の自動化で効率を追求しつつも、このアナログな反復効果を組み合わせることもオススメです。

あなたの地域での熱意と存在感を、時間をかけて、静かに、確実に伝えきるための、アナログ翻訳技術として活用してみましょう。

記念日マーケティング

誕生日や創業記念日、季節のイベント、特定のテーマデーなどの「特別な日」をきっかけに、顧客と接点を持ち、関係性を深めたり購買を促したりするマーケティング手法です。

単なるキャンペーンではなく、日常の中にある「特別な瞬間」を活用することで、顧客との心理的距離を縮め、信頼関係を育むことができます。

この手法の最大のメリットは、顧客との関係性を強化できることです。たとえば誕生日や入会記念日にメッセージや特典を送るだけで、顧客は「自分を大切にしてくれている」と感じ、ブランドへのロイヤルティが高まります。

また、「創業〇周年記念キャンペーン」や「バレンタイン限定セット」のように特別感を演出すれば、自然に購買行動を促すことも可能です。さらに、競合他社が一般的なセールや広告を打つ中で、ユニークな記念日や特別な日に合わせた施策を行うと、差別化も図りやすくなります。

記念日には、企業や個人が「制定登録」を行い、公式に認められるものもあります。たとえば日本では「日本記念日協会」という団体があり、希望する記念日を申請して認定してもらうことが可能です。

認定されると、公式カレンダーやWEBサイトに掲載されるため、PRやキャンペーンに活用しやすくなります。もちろん、独自の記念日を作ってSNSやメルマガで告知するだけでも、マーケティング効果は十分に期待できます。

具体的な活用法としては、まず顧客の記念日を把握することが重要です。メルマガ登録時に誕生日や登録日を取得するなど、リスト管理を工夫して特別な日を記録します。

そして、誕生日ならお祝いメッセージとクーポン、創業記念日なら限定キャンペーンや特別サービス、季節のイベントなら限定商品の先行案内などを用意します。

さらに、メルマガやLINE公式を活用すれば、事前に設定したタイミングで自動配信できるため、人的コストをかけずに継続的に実施可能です。

O2O

WebサイトやSNSなどのオンライン経由で集めたお客さんを、店舗や施設といったオフラインの現場へ誘導する手法のことです。

「デジタルで価値を翻訳し、最後にリアルの『熱意』でクロージングする」ための動線づくりとして活用します。

お客さんがあなたの店舗のドアを開けてくれなければ、成果には直結しません。

O2Oの本質は、「無駄な来店を減らし、確度の高いお客さんだけを呼ぶ」ことにあります。

オンライン上で、適切に情報発信して専門性を翻訳して伝えることで、お客さんは来店前に「この人(この店)に任せたい」という熱意を持った状態になります。

小回りの効く中小企業は、このニッチな動線づくりで、大手には真似できない地域密着の信用を勝ち取ることもできます。

デジタルで安心感を築き、最後のリアルの熱意で心を動かすという、オンラインとオフラインを繋ぐ翻訳技術として活用していきましょう。

OMO

Webとリアル店舗の境目を完全に溶かし、お客さんがどこにいてもサービスが途切れない状態を作る手法です。

専門家は「シームレスな顧客体験」だのと言いますが、正直に言います。

これは、「増田栄嗣のサポートを、お客さんの『生活空間全体』にインストールする」こと。これが、経営とWebを完全に連動させる極意です。

O2Oが「オンラインからリアルへ誘導する一過性のイベント」なら、OMOは「顧客データで全ての接点を永続的に最適化する経営基盤」です。

OMOの真価は、顧客行動の全体像をデータで握ることにあります。

オンラインでの閲覧履歴、アプリでの滞在時間、店舗での購買データ…これら全てを『顧客の行動心理学』として解析し、社長の頭の中のビジネスの設計図を、『次に必要な情報が勝手に現れる未来』に組み替えていく技術です。

顧客が「これがないと困る」というレベルでサービスを「毎日使う歯ブラシ」のように変換させていきましょう。

3. その他オススメマーケティング手法

カウンターマーケティング

ハチサポートでは、従来から「カウンターマーケティング」という独自の営業・マーケティング手法を提唱しています。
これは、相手から営業を受けたその瞬間を、自社の提案機会に転換してしまうという発想です。

たとえば、コピー機の営業担当がオフィスを訪れたとします。
通常であれば「検討します」「今回は見送ります」といった対応で終わってしまう場面。
しかしカウンターマーケティングでは、「御社のオフィスに福利厚生としてコーヒーを導入しませんか?」と、逆にこちらの商品を提案するのです。

この手法の大きな特徴は、広告費を一切かけずに自然な営業接点を創出できる点にあります。
相手はすでに「営業の文脈」にいるため、商談への入り口が極めてスムーズです。
また、相手の提案内容と自社サービスを組み合わせて提示すれば、「断りにくさ」ではなく「相乗効果」を感じてもらえるため、受け入れられやすいという利点もあります。

もちろん、真正面から「売りに来たのに売られ返された」と受け止められては逆効果になりかねません。
そのためハチサポートでは、相手の商品やサービスに敬意を払いながら、それを補完する形で提案を行うことを推奨しています。
コピー機とコーヒーマシンのように、並んで存在することで互いの価値が高まる組み合わせを提示するのが理想です。

カウンターマーケティングとは、「受け身の営業接触を、自らの攻めの営業機会に変える」仕組みです。
広告費や人員リソースに依存しない、効率的かつ戦略的なマーケティング手法として、私たちはこれを体系化し、実践してきました。

パロディマーケティング

ハチサポートでは、「パロディマーケティング」という手法を独自に提唱しています。
これは、過去の文化や思い出をオマージュし、懐かしさとユーモアを掛け合わせることで購買意欲を喚起する方法です。

人は「懐かしい」と感じた瞬間、感情が一気に動きます。
学生時代に食べていた購買パン、駄菓子屋で遊んだゲーム、昔のCMや流行ったドラマ。
そうした体験を再現した商品や演出は、「あの頃の自分」と「今の自分」をつなげ、購買の動機に直結するのです。

例えば、ファミコン風デザインのスマホアプリは「子どもの頃のワクワク」を思い出させ、つい課金してしまう人も多いでしょう。
あるいは「部活帰りに食べたパンが令和に復刻」といった企画は、その頃の自分の記憶に投資する感覚を呼び覚まします。

重要なのは、単なる懐古ではなく「懐かしさ+今の生活との接点」をつくること。
ユーモラスな表現や共感できるストーリーを添えることで、消費者は「笑っているうちにカートに入れていた」という心理状態になります。

パロディマーケティングは、「懐かしさに課金する人間心理」を活かした仕組みです。
私たちはこれを体系化し、商品開発や広告戦略に応用しています。

パルチザンマーケティング

マーケティングというと、広告を打って市場を奪い合う“正面突破の総力戦”を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実はもうひとつの戦い方があります。それが「パルチザンマーケティング(Partisan Marketing)」です。

これは、敵と正面からぶつかるのではなく、あえて仲良くなって内部に入り込み、内側から変えていくというゲリラ戦術的なアプローチです。

たとえば、あなたがオーガニック野菜ブランドを立ち上げたとしましょう。普通なら、大手スーパーやメーカーと競合して広告を打ち、差別化を強調しながら顧客を奪いにいく流れになるはずです。しかし、パルチザンマーケティングでは違います。

まずは既存のスーパーに自社商品を少しだけ並べてもらい、バイヤーと良好な関係を築きます。その一角を丁寧に育てていくうちに、お客さんがそのコーナーのファンになり、やがてスーパー側が「こっちの方が人気がある」と方針を変え始める──そんな流れを狙うのです。

この戦略の背景には、軍事の「パルチザン戦(ゲリラ戦)」の考え方があります。少数の兵力が巨大な軍隊を正面から叩くのではなく、情報戦や内部協力者の獲得、地形を活かした浸透によって、結果的に戦況全体を変えていく。マーケティングでも同じく、既存の大きなプラットフォームを敵に回すのではなく、内部に入り込んで勢力を広げ、業界の構造や価値観そのものを内側から塗り替えていくのです。

具体的には、モール出店で小さなコーナーから固定ファンを増やし、やがて主力ブランドになるケースや、業界イベントに潜入して来場者との接点を作り、最終的に主催側に迎え入れられるケース、競合メディアに寄稿して読者の支持を得て、編集方針を変えていくケースなどが挙げられます。どれも「敵と争う」より「敵を巻き込む」戦い方です。

パルチザンマーケティングの魅力は、初期コストが低く、無駄な敵対構造を作らずに協力関係を築ける点にあります。さらに、大手のリソースや信用を“借りる”ことで、小さなブランドでも一気に存在感を高められる可能性があるのです。そして、浸透が進んだときには、市場全体の価値観やルールをひっくり返すほどの影響力を発揮します。

ただし注意点もあります。それは「明確な思想と価値観を持っていること」。内部に入っても、自分たちが何を変えたいのかがはっきりしていなければ、単なる下請けで終わってしまいます。パルチザン戦略は便乗ではなく、内側から“文化”を変えるための戦い方なのです。

プロセスエコノミー

商品の「結果」だけでなく、その商品やサービスが生まれるまでの「プロセス(過程)」や「作り手の思考・行動」を価値として顧客に提供・発信するマーケティング手法です。

単に完成品を売るのではなく、作る過程や開発の裏側を見せること自体が、顧客にとっての魅力や購買動機になります。

この手法の大きなメリットは、顧客との共感と信頼を生みやすいことです。商品の完成までの過程を共有することで、顧客は作り手の努力や理念を理解し、心理的に距離が縮まります。

「どうやって作ったのか」

「どんな思いで提供しているのか」

が伝わると、結果的に購買のハードルも下がります。特にオンライン販売や高単価商品では、作り手の透明性や誠実さが信頼につながりやすくなります。

また、プロセスエコノミーは差別化にも効果的です。結果だけでは似た商品やサービスが溢れる中で、作り手の工夫や失敗、改善の過程を伝えることで、独自性を打ち出すことができます。

SNSやメルマガ、ブログ、YouTubeなどで作業風景や進行状況を発信したり、クラウドファンディングで制作過程を段階的に公開したりすることで、顧客の期待感と参加意識を高めることも可能です。

このように、プロセスエコノミーマーケティングは、商品やサービスの完成品だけでなく、その「過程」を価値として提供する手法です。作り手の思考や努力を見せることで、共感・信頼・購買意欲を引き出し、他社との差別化にもつながります。

中小企業や個人起業にとっては、広告費に頼らずともファンや顧客を増やせる、コスト効率の高い「

ストーリー」を使ったマーケティング戦略と言えるでしょう。

プルーフマーケティング

具体的な実績、お客様の声、受賞歴、データなどの「第三者の証拠」を提示して、サービスや商品の信頼性をアピールする手法のことです。

プルーフマーケティングの真価は、お客さんの不安を、具体的な数字と物語で打ち消す言語化力にあります。人は、専門用語よりも「700名以上をサポートした」「年商が〇〇%アップした」という手触り感のある数字などを見て価値を判断することもあります。

ただし、自分が自分で凄いというよりも、他人が評価してくれるからこそ凄いという意味もあります。

例えば、ギネスブックってありますよね?

あれは、「誰にも文句を言わせない、世界一という証拠」です。

私たちは、そこまで大袈裟じゃなくても、「地域で■■がNo1なお店」「この分野で5年連続受賞」といったニッチな証拠を持つこともオススメ。

『疑いようのない事実』という強力なメッセージに組み替えていくことで、顧客の信用を勝ち取れます。

この「実戦知から生まれたニッチな証拠」を惜しみなく見せていきましょう。

選民意識マーケティング

選民意識マーケティングとは、商品やサービスの提供対象を「限られた特定の顧客だけ」に絞り、その限定性や特別感を前面に出すことで、購買意欲やブランドへの忠誠心を高める手法です。

特定の人だけが手に入れられる、参加できるという「希少性」を演出することで、顧客は自分が特別扱いされていると感じ、満足度やロイヤルティが高まります。

この手法を実際に運用する際は、以下の3つの方法が効果的です。

1. 審査制

顧客や参加者を事前に審査することで、誰でも参加できるわけではないことを示します。条件をクリアした人だけがアクセスできるサービスやコミュニティは、「選ばれた人」という特別感を強く演出できます。たとえば、会員制サービスや限定プログラムでは、申し込み時に質問や条件を設けることで、対象を絞り込みつつブランド価値を高めることが可能です。

2. 先着制

参加人数や販売数を限定し、早い者勝ちで受け付ける方法です。「限定○名」「先着順受付」とすることで、希少性を演出しつつ、行動のスピードを促します。先着制は、購買の決断を後回しにしない心理的プレッシャーを与え、売上や参加率を短期間で高める効果があります。

3. 締め切り設定

購入や申し込みの期限を設けることで、「今逃すと手に入らない」という緊急性を作ります。締め切りを設定することで、顧客は期間内に意思決定を行う必要があり、迷いによる購買機会の損失を防げます。先着制と組み合わせると、より強力な限定感を生み出すことができます。

審査制・先着制・締め切り設定の3つを活用することで、選民意識マーケティングは、単なる限定キャンペーン以上の効果を発揮します。

コラボレーション・相互紹介

自分と客層が似ていて、でも競合しない他社や専門家と手を組み、お互いの顧客を紹介し合う手法のことです。

これは 「信頼できる仲間と組んで、集客の山を乗り越える」 ことなんです。

この戦略の真価は、ゼロからの信用構築をショートカットできる点にあります。

自分の口で「私はすごい」と言うより、信頼できる仲間が「この人は本物だ」と紹介してくれた方が、お客さんの心に響く。つまり、社長の頭の中のビジネス設計図を「友人の推薦」という強力なメッセージに変換できる技術なんです。

中小企業が勝つポイントは、この 「小回りの効く人脈」 にあります。

地域で活動する専門家同士が手を組み、ニッチな悩みを持つお客さんに「この人なら間違いない」と紹介し合う。
これこそが、消耗戦から抜け出す突破口でもあります。

特に、お隣さんの顔も知らないという人が増えてきた令和では、人のつながりの温かみという意味でも再評価されてきていますね。

 

商業出版

「商業出版」とは、著者が書いた本を出版社を通して社会に流通させる出版のことを指します。

一口に商業出版といっても、大きく分けると 「自費出版」 と 「印税出版(出版社オファー型)」 の2つがあります。それぞれ仕組みやメリット・デメリットが大きく異なるため、目的に合わせて選ぶ必要があります。

まず、自費出版とは、著者が出版費用を負担して本を出す方法です。費用は数十万円から数百万円とかかりますが、確実に本を形にできるのが魅力です。

内容の自由度が高く、ビジネス用の教材や「著者」という肩書きを得たい人に向いています。

ただし、書店流通やプロモーションは基本的に自分で行う必要があり、社会的評価はやや薄めです。そのため、クライアントへの信頼を高めたい士業・コンサルタント、セミナー集客で権威性を示したい人にとっては有効な手段です。

一方、印税出版(出版社オファー型)は、出版社が「この企画なら売れる」と判断して費用を負担し、著者は執筆に専念する形です。

出版費用はかからず、売れた分に応じて印税が入ります。印税は定価の8〜10%が相場で、例えば1,500円の本なら1冊あたり約120円、初版3,000部なら36万円程度の収入になります。

大きな収入源になることは少ないですが、出版社の編集・流通網を活用でき、全国の書店に並ぶため「社会的信用」は非常に高まります。また、メディア出演や講演オファーにつながるケースも多く、権威づけや全国的な知名度アップを狙いたい人に適しています。

増田の場合だったら「元自衛官→起業→PLからBS発想へ」という感じですね。

出版社から見て「売れる企画」として扱われた場合、印税出版を狙える位置にいます。

一方で、もし出版の目的が「クライアントへの信頼強化」や「教材代わり」にあるのなら、自費出版も大いに価値があります。

 

クラウドファウンディング

不特定多数の人から少額ずつ資金を集め、プロジェクトや事業を実現する仕組みです。従来の銀行融資や投資家からの出資とは異なり、支援者は「応援したい」「共感したい」という気持ちで参加するのが特徴です。

クラファンにはいくつかの種類があります。もっとも一般的なのは「購入型」で、支援者が資金を出す代わりに新商品や限定サービスなどのリターンを受け取るものです。その他にも、見返りを求めず寄付する「寄付型」や、配当や利回りを期待して出資する「投資型」などがあります。

クラファンのメリットは資金調達だけにとどまりません。まだ銀行融資が難しい段階でもスタートできますし、「その商品やサービスが本当に売れるのか?」というテストマーケティングにもなります。

さらに、クラファンの取り組み自体がニュースになってPR効果を生み、SNSを通じて広く拡散されやすいのも大きな魅力です。そして何より、プロジェクトを通じて「応援してくれるファン」を早期に獲得できることが、事業の大きな財産となります。

一方で、注意点もあります。まず、プロジェクトを成功させるためには企画設計から文章・写真・動画まで入念な準備が必要です。また、目標金額に届かないと資金を受け取れない「All or Nothing」方式のリスクや、リターンを実現できなかった場合の信用リスクもあります。さらに、クラファンプラットフォームには10〜20%ほどの手数料がかかる点も踏まえる必要があります。

総じて、クラファンは単なる「資金集めの手段」ではなく、共感を呼び、応援してくれるファンや市場を先につくるための戦略です。中小企業や個人起業家にとっても、新サービスの発表、地域プロジェクトの立ち上げ、書籍出版やイベント開催など、幅広い活用の可能性があります。

資金と信用を同時に得られるクラファンは、まさにこれからの時代のビジネスに欠かせない選択肢と言えるでしょう。