パソコンの前に座って、小難しいマーケティング用語や流行りの横文字をこねくり回すだけでは、現場の本当の熱量や手触り感は絶対に伝わりません。
愛知県豊橋市南旭町を拠点に、現場密着型の採用支援や中小企業の魅力発信を手がける株式会社ハチサポート(代表取締役:増田栄嗣)。私たちが運営するクリエイティブ・ものづくり拠点「CAN STUDIO(カンスタジオ)」では、机上の空論を捨て、「自らの手を動かし、現場の廃材に新たな命を吹き込む」アップサイクル活動に本気で取り組んでいます。
今回は、豊橋・市電通り沿いのコミュニティ拠点「シデンマエ」に設置する特製ドラム缶ベンチの制作ドキュメントと、530(ゴミゼロ)運動発祥の地・豊橋から全国へ発信していく「ドラム缶ベンチDIYキット」の構想をお届けします。
合言葉は、「Yes We 缶(カン).」。
目次
1. なぜ「豊橋」でドラム缶なのか? 530運動発祥の街から生まれるアップサイクル文化
1970年、愛知県豊橋市から全国へと広がった「530(ゴミゼロ)運動」。「自分のゴミは自分で持ち帰ろう」という小さな呼びかけから始まったこの活動は、半世紀を経て世界的なSDGsや環境保全の潮流へと繋がってきました。
しかし、現代における「ゴミゼロ」は、ただゴミを減らす・捨てるのを我慢するだけでは面白くありません。
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工場や解体現場で役目を終えた「ドラム缶」や「鉄くず」
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現場の片隅でスクラップを待つ無骨な産業廃棄物
これらを地域の知恵と現場の手作業でカッコいい家具や空間のシンボルへと生まれ変わらせる。それこそが、ものづくりの街・愛知、そして530運動の原点である豊橋が次に発信すべき「攻めのアップサイクル文化」だと確信しています。
捨てるはずだったドラム缶が、人が集まり、笑い合い、腰掛ける場所に化ける。そんなストーリーを形にするため、私たちは工具を手に取りました。

2. 現場のこだわり:市販品に頼らず「専用アングル」から叩き出す
ドラム缶ベンチの制作において、最大の難所となるのが「座面(木製ベンチ部分)の固定」です。
ドラム缶は大きな円筒形をしており、内部は独特のカーブ(アール)を描いています。ホームセンターで売られている一般的なL字金具を当てても、隙間が空いてグラつく場合があります。
そこで、ハチサポートはある工夫を手掛けています。
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曲面に合わせたアングルの自作: 既製品の金具で妥協せず、鉄板から叩き出してドラム缶の内壁にぴったり密着する専用アングルステーを製作。
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安全性とビス穴加工: 座る人が万が一にもケガをしないよう、金属の切断面は徹底的にグラインダーを当ててバリ取りを実施。下穴とビス留めの位置をミリ単位で調整しています。
「ないパーツは自分たちで叩いて作る」。
地元の鉄工・製造現場の職人たちへのリスペクトを込めた、一切の手抜きなしの設計です。
3. 塗装への執念:オリジナルカラーの調色とオーダーメイドロゴ仕上げ
CANSTUDIOのドラム缶ベンチは、単にペンキを塗って終わりではありません。屋外で雨風に晒されてもビクともせず、使うほどに味が出る「ヴィンテージ感」も追求しています。
完成したベンチの片隅には、CANSTUDIOのブランドサインを小さくステンシル塗装で刻み込みます。
4. 【全国へ】巨大家具の送料問題をハックする「ドラム缶ベンチ製作キット」構想
現場で実際にドラム缶を加工・製作してみて、一つの確信を得ました。
「このノウハウをキット化すれば、日本中どこでもドラム缶ベンチが自作できるのではないか?」
ドラム缶家具を完成品のまま通信販売しようとすると、200Lの巨大な鉄の塊を送ることになるため、送料だけで1台あたり1万〜2万円以上吹き飛んでしまいます。これではどんなに良いアップサイクル品でも全国には広まりません。
そこでCAN STUDIOが準備を進めているのが、「ドラム缶ベンチDIYパーツキット」の全国EC展開です。
■ 「ドラム缶本体は地元で拾い、パーツだけを届ける」新提案
全国各地のガソリンスタンド、整備工場、解体業者、町工場には、毎日大量のドラム缶が眠っています。
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お客様が用意するもの: 地元の工場やスタンド等から譲り受けた(あるいはアップサイクル用に手に入れた)空ドラム缶、座面用の木材
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CAN STUDIOからお届けするもの:
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ドラム缶専用設計型紙・自作アングルステーの一式(曲面フィット・ビス穴加工済み)
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切断面用・エッジ保護モール(安全用はめ込みゴム)
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移動用ロック付きキャスター&固定プレート一式
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専用ボルト・ナット一式
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カッティングガイド型紙&動画マニュアルQRコード
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最も難易度が高い「アングルの曲げ」や「金物選定」「安全対策モール」だけをダンボール1箱にコンパクトにまとめて全国一律送料でお届けする。
これなら、全国のガレージ好き、カフェオーナー、町工場の経営者、DIY愛好家が、地元で手に入れた廃ドラム缶を使って自分だけの一生モノのベンチを作ることができます。
5. モノをつくる現場をリスペクトする。だからハチサポートは「現場」に強い
「なぜ、Webや採用支援をやっているハチサポートがドラム缶を切って溶接金具を作っているのか?」
その答えはとてもシンプルです。
私たちが愛知県内の建設・土木・解体・製造業の社長や職人さんたちに寄り添うとき、「自分たち自身が、泥臭く手を動かすものづくりと現場の仁義を心から愛しているから」です。
作業着を着て現場の粉塵にまみれ、金属の削れる匂いや塗料の匂いを肌で知っているからこそ、現場で働く人たちのカッコよさを伝える「手作りスマホ動画」が撮れる。求人票にどんな言葉を載せれば地元の若手の心に刺さるのかが分かるのです。
CAN STUDIOは、単なるドラム缶のリメイク作業場ではありません。
子どもたちがものづくりの楽しさに触れる「ずこうの学校」の舞台であり、廃材に新しい価値を与えるアップサイクルの実験室であり、地域と現場を繋ぐ発信基地です。
「530の街・豊橋」から、全国のガレージと作業場へ。
「Yes We 缶.」の精神で、私たちはこれからも現場の泥臭い面白さを発信し続けます。
■ 拠点・運営会社情報
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運営会社: 株式会社ハチサポート(代表取締役:増田 栄嗣)
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所在地: 〒440-0056 愛知県豊橋市南旭町72
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クリエイティブ拠点: CAN STUDIO(カンスタジオ) / シデンマエ
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事業内容
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地域密着・現場特化型採用支援(手作りスマホ動画×広告運用)
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アップサイクル家具企画・ドラム缶ベンチDIYキット開発
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子ども向けクリエイティブ教育「ずこうの学校」運営
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お問い合わせ、ご相談
TEL:070-6921-7724(代表直通)
